詰将棋に興味はあるものの、普通の将棋と何が違うのか、どのようなルールで進めるのか分からず、最初の一歩で迷っている方も多いのではないでしょうか。

詰将棋には、攻め方と玉方でそれぞれ役割が異なるうえ、手数の数え方など覚えておきたいポイントも多く、最初は迷うこともあるかもしれません。実は、スマホでも手軽に練習できる方法があり、空き時間を使って無理なく取り組むこともできます。

本記事では、詰将棋のルールや手数の数え方、初心者におすすめのアプリを分かりやすく紹介します。

詰将棋とは?

詰将棋とは、あらかじめ用意された局面から王手を続け、正しい手順で相手の玉を詰ませる将棋のパズルです。実際の対局とは盤面の作り方や指し方が異なり、1手詰・3手詰・5手詰のように、詰みまでに必要な手数で問題が分けられています。

こちらでは、通常の将棋との違いや手数の数え方を、初心者にも分かりやすい形で紹介します。

通常とスタート地点と指し方が異なる

通常の将棋は、平手なら40枚の駒を初期配置に並べ、2人が交互に指しながら相手玉を先に詰ませることを目指します。一方、詰将棋はあらかじめ指定された局面からスタートする点が特徴です。

参考サイト:日本将棋連盟

通常対局では王手以外の手も自由に選べますが、詰将棋の攻め方は初手から最終手まで王手を続けます。自分の玉を守りながら対局全体を戦うのではなく、提示された局面から正しい詰みの手順を見つける点が大きな違いです。

違いを押さえておくと、問題を見るときに何を考えるべきかが分かりやすくなります。

1手詰3手詰5手詰は詰みまでの手数を表す

1手詰・3手詰・5手詰の数字は、正解手順で玉を詰ませるまでの手数を表します。3手詰なら「攻め方の王手→玉方の応手→攻め方の詰み」の3手で完結する形です。

5手詰では攻め方が3回、玉方が2回指し、最後は攻め方の着手で詰ませます。標準的な詰将棋は攻め方から始まって攻め方で終わるため、1手・3手・5手のように奇数手となります。

初めてなら1手詰から始め、慣れたら3手詰、5手詰へ進むと取り組みやすいでしょう。手数の意味を理解すると、自分に合う問題も選びやすくなります。

詰将棋で覚えておきたい基本ルール

詰将棋は、ただ王手を続ければよいわけではなく、攻め方と玉方それぞれに決められたルールが存在する問題です。

攻め方には毎手王手を続ける制約があり、玉方には最も粘れる応手を選ぶ役割があるほか、二歩や打ち歩詰め、無駄な合駒といった通常の将棋と共通・特有の決まりも関わってきます。

こちらでは、初めて問題に取り組む人が迷いやすい基本ルールを、攻め方・玉方・反則の3つに分けて、具体例とともに紹介します。

攻め方は毎手王手をかける

詰将棋では、攻め方が初手から詰みまで毎手必ず王手をかけ続けます。途中で王手にならない手は指せないため、まず現在の局面で王手になる候補を探すのが基本です。

王手とは、の手で相手の玉を取れる状態にする着手を指します。盤上の駒を動かす方法だけでなく、持ち駒を打って王手することも可能です。初手に迷った場合は、飛車や角などの遠くから効く駒だけでなく、金や銀を打つ手も含めて、王手になる手を一つずつ確認してみましょう。

候補が複数見つかったときは、実際に指してみて詰みに近づく一手を選んでいきましょう。

玉方は最も長く逃れられる応手を選ぶ

玉方は王手を受けたら、玉を逃がす、王手している駒を取る、間に合駒をするなどして王手を外します。複数の応手がある場合は、最も手数が長くなる方法を選ぶのがルールです。さらに、盤上と攻め方の持ち駒にない駒は、玉を除いて合駒として使用できます。攻め方に都合のよい逃げ方だけを想定するのではなく、相手が最も粘れる手まで読む必要があります。どの応手を選ばれても最後まで詰ませられるかを確認して、正解手順を判断しましょう。相手の手まで読むと、見落としを減らしやすくなります。

二歩打ち歩詰め無駄な合駒にも注意する

詰将棋でも、二歩や打ち歩詰めなど通常の将棋で禁止される手は使えません。

二歩は、自分の歩がある同じ筋にもう1枚の歩を打つ反則です。打ち歩詰めは、持ち駒の歩を打った手で相手玉を詰ませる指し方を指します。

一方、盤上の歩を進めて詰ませる「突き歩詰め」は反則ではなく、歩を打って王手するだけでも問題ありません。また、玉方は詰みを延ばす効果のない「無駄な合駒」をしない決まりがあります。似た用語のニュアンスを区別しておくと、反則による思わぬ誤解を防ぎやすくなります。

おすすめの詰将棋アプリ3選

スマホで詰将棋を楽しむなら、問題数や難易度だけでなく、自分の棋力や遊び方に合うアプリを選ぶことが大切です。

初心者には1手詰から段階的に学べる「みんなの詰将棋」、問題量を重視するなら1万5000題以上を公開する「詰将棋パラダイス2」が向いています。実戦も一緒に楽しみたい人には、対戦型詰将棋「詰めバト」を搭載した「将棋ウォーズ」も候補です。

詰将棋を始めたばかりの人でも、目的に合うアプリを選べば無理なく始められるでしょう。無料で始められるものもあります。

目的に合わせて選ぶ

「みんなの詰将棋」は1手詰から11手詰まで1200問を収録し、ヒントや解答再生も使えるため初心者向けです。「詰将棋パラダイス2」は約2900名の作家による1万5000題以上を公開し、30段階の難易度から選べます。

「将棋ウォーズ」の詰めバトは、3分間で同じ10問を解き、1対1で詰ませた数を競う形式です。基礎練習を積みたいならみんなの詰将棋、問題量にこだわるなら詰将棋パラダイス2、対局の緊張感も味わいたいなら将棋ウォーズを選ぶとよいでしょう。

まとめ

詰将棋とは、決められた局面から毎手王手を続け、玉方の応手を読みながら相手玉を詰ませる問題です。初めて挑戦するなら、まず1手詰で基本的な詰みの形に慣れ、に3手詰や5手詰へ進むと取り組みやすいでしょう。

段階的に練習するなら「みんなの詰将棋」、問題数を重視するなら「詰将棋パラダイス2」、通常対局も楽しむなら将棋ウォーズの「詰めバト」が候補です。自分の棋力や遊び方に合うアプリを選び、短い問題から少しずつ手数を伸ばしていきましょう。

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周平
こんにちは!「将棋&囲碁ライフ」を運営している周平です。 将棋と囲碁に興味を持ったのはほんの数年前からでした。あるアニメがきっかけで将棋に興味を持ち、そこから囲碁にも派生して、すっかり将棋と囲碁の世界にハマってしまいました。 私が学んできた将棋&囲碁の知識や魅力を、少しでも皆さんに発信できたら嬉しく思います。